出産の入院準備。初めてだと何が必要なのかわからないですよね。
お試しで泊まれるところでもないので、私はとりあえず指示された通りのものを持っていきましたが
足りない、不便、不快の嵐(T_T)
私は帝王切開での分娩なので、普通分娩や無痛分娩等では必要物品が変わってくると思いますが、
もともとは普通分娩の予定が緊急帝王切開になったので、出産は予定通りいきません。
普通分娩、無痛分娩予定の方も、もしかしたら帝王切開になるかもしれないという気持ちで
読んでいただけると嬉しいです。
結論からお伝えすると、必要だと思うものは以下の6点です
- 加湿器
- マジックハンド
- ペットボトルストロー
- ”ふつう”の腕時計
- 割りばし・お茶
- 美容物品や癒しグッズ
それでは一つ一つ解説していきます
1.加湿器
帝王切開では、意識のあるまま手術を受ける『局所麻酔』か意識を失う『全身麻酔』のどちらかになりますが、
どちらにせよ術前から絶飲絶食の上、手術前~術後しばらくの間、酸素マスクがつけられます。
このダブルコンボが、本来ありがたいはずの空調設備と相まって
最高に喉をカラッカラにしてくれます!!
予定帝王切開であれば絶飲になる前に、水分で喉を潤しておくこともできますが(それでもその後長時間の絶飲なので辛いです。)
緊急帝王切開となれば、直前に辛い物など喉が渇くものや水分が奪われるものを食べていた場合地獄です。。
そして何より辛かったのが酸素マスクでした。手術前後は必ずつけるのですが、とにかくずっと酸素が送り出されているので、感覚としては、喉奥にずっと扇風機をあてられているような感覚。。
酸素を出してもらっているのにむしろ苦しい。。
手術室に入る前から術後数時間ずっと酸素マスクをつけていた喉はもう限界。術後落ち着いていたから言えることですが、
正直酸素マスクが取れた時は幸せ!!(T_T)と思ってしまいました。(笑)
しかし、本当の地獄はここからでした。。
酸素マスクが外れたことで、喉の渇きもマシになると思いきや、絶飲のため喉を潤すことはできず、空調でさらに乾燥していく喉。
不快感を感じながらもなんとか眠りにつき、術後6時間程経過したタイミングで飲み物を許可され、やっと喉を潤せましたが、
喉へのダメージは相当大きかったようで、徐々に喉の違和感が大きくなり、咳が止まらなくなってしまいました。
体をほんの少し動かすだけでも激痛が走る帝王切開の術後に、止まらない咳。
悶絶でした。。そして治りかけも痰が排出できず、何度も咳こむ。。入院中ずっと地獄(T_T)
小さくて安いもの良いです。100均などにペットボトルで加湿できるものもあったと思います。
是非、術後は枕元に置くなどして、少しでも加湿し喉をいたわってあげてください。
2.マジックハンド
100均などに売っている高枝切りばさみのような物取り棒です。
正直子どものおもちゃのような見た目なので、持って行くのが恥ずかしく、事前に調べていたのですが結局持っていきませんでした。
結果、激しく後悔(T_T)
帝王切開後は、自分が思っていた10倍くらい痛く、1ミリも動きたくないのですが、そんなわけにはいきません。
なんやかんやと動くことが多いです。それも、トイレ等のベッドから離れるような大きな動きではなく、飲み物や携帯の充電器、お箸など細々したものを取るような小さな動き
なんで腕ってこんなに短いの?と、自分自身に苛立ちます。(笑)
ベッドから動かずとも、手の長さだけでは届かないものがほとんどです。術後の激痛を少しでもマシにするために、恥ずかしいを捨てて、是非持って行ってください。
3.ペットボトルストローキャップ
入院直後から役立ちます。
普通分娩だろうと帝王切開だろうと、余裕は皆無です。少しでも便利で楽なものを使いたい。
これがあればワンタッチですぐに水分補給できます。
お勧めは100均ではなく、300円くらいの倒してもこぼれないタイプのものを買うことです。
ベッドにゴロンと置いていても問題ありません。
使ってみると便利なもので、今も車の運転中の水分補給に重宝しています(^^♪
4.”ふつう”の腕時計
個室でベッド上から丁度良い位置に時計があればよいですが、私の場合大部屋だったので、カーテンを閉め切り、部屋の時計は全く見えませんでした。
普段からアップルウォッチを付けていた私は入院時もそのまま持ってきました。意図せずでしたが、入院中は3時間おきの授乳など時間を気にしなければならないことが多く、大変諜報しました。
しかし!アップルウォッチは1日しか電池がもたない、、(T_T)
しつこいほど書いていますが、帝王切開後は激痛で1ミリも動きたくない!むしろ充電器が私のところへ来い!!
と、無理なことを切に願いました。
アップルウォッチも進化して30分くらいで充電できます。でも、産後のボロボロの体は赤ちゃんに授乳したら即眠りたい。。
授乳前に充電が切れていて、激痛に耐えながら充電器に時計をセットして、授乳が終わった頃には疲労困憊と眠気で、再び激痛に耐えなければならないところに手を伸ばす気になんてなれない。なんだったら朝になっても取りたくない。(笑)
結果、産後3日目でようやく痛みが少しだけマシになってきたあたりから時計を付けるようになりましたが、たかが3日といえど初めての夜間授乳など時計が欲しい時が多々あり、普通の時計を持ってきていれば・・・!!と激しく後悔しました。
入院中にそんなハイテクな時計いらない。。(T_T)
でも、タイマー機能とかは便利だったので、アップルウォッチ以外の1週間とか電池がもつタイプのスマートウォッチなら非常に便利だったと思います。
5.割りばし・お茶
こちらもとにかくベッドからできるだけ動かなくて済むので非常に便利です。
特に現在はコロナの関係で、どこの病院もお箸やカトラリー系は持参するように言われると思います。
節約と思って100均等に売っているカトラリーセットで対応しようとすると毎回洗わなければならず大変な思いをします。
是非、割りばしと使い捨てのスプーンやフォークを用意することをお勧めします!!
また、お茶も自販機まで遠い可能性もありますので、荷物にゆとりがあれば、可能な限り多くの本数を持っていくと産前産後の一番辛い時に便利です。(コロナでも面会OKな病院であれば、パートナーやご家族の方に持ってきてもらってください)
6.美容物品や癒しグッズ
最後は必需品ではないですが、病院という非日常空間にいると、どうしても気が張りしんどくなってきます。
そんな時、少しでも家を思い出せるような癒しグッズがあると、それだけでリラックスできます。
アロマとかそんな大それたものでなく、枕カバーとかタオルとかなんでもいいと思います。|ω・)♡
また、私の場合は、産後暫くは痛みと眠気と疲労で、美容とかほんとうにどうでもいいと思っていましたが、術後初めてお風呂に入ったあと、流れで化粧水やヘアトリートメントをしたとき、怒涛の非日常から、ふと家にいたころの日常を思い出し、心が軽くなりました。
出産での入院は、通常であれば1週間ほどです。入院前は『1週間なんて短すぎる!』と思っていましたが、慣れない閉鎖的な環境の中、ボロボロの体で昼夜問わず育児をしていると、1日1日が本当に長く、自分が家に帰るなど、遠い未来のような気さえします。
そんな時、少しでも家や日常を思い出せる何かを持ってきておくと、張り詰めた心の糸が少し緩むような気がするのでお勧めです。
皆様にとって、少しでも快適な入院生活でありますように。。